【PHP入門③】if文で条件分岐しよう!比較演算子とelse・elseifの基本も解説

こんにちは。
今回の記事では、PHPでよく使う条件分岐(if文)について学んでいきます。

if文を使うと、「ある条件が成り立つかどうか」で処理を分けることができるようになります。
たとえば、ログインしているユーザーにだけボタンを表示したり、点数に応じてメッセージを変えたりと、状況に応じた柔軟な動作ができるようになります。

はじめての方でもイメージしやすいように、図や実例を交えながらやさしく解説していきます。


if文の基本|条件に応じて処理を変える

PHPにおけるif文の基本的な書き方はこちらです。

“`php
if (条件式) {
// 条件が true のときに実行される処理
}

条件式が「true(真)」のときだけ、{} の中の処理が実行されます

false(偽)の場合は、スルーされて実行されません

セミコロン ; は、各処理の行末にだけ記述します(if (...) { の直後には不要)

$age = 20;

if ($age >= 18) {
echo “あなたは成人です。”;
}

🖥 実行結果:あなたは成人です。

比較演算子とは?|2つの値を比べるための記号

if文で条件を判断するためには、比較演算子という記号を使って、値同士を比べる必要があります。

以下は、代表的な比較演算子の一覧です👇

📷 ここに図を挿入:「大小を比べる」「等しいか調べる」の一覧画像

演算子意味例(結果)
==等しい3 == 3 → true
!=等しくない3 != 2 → true
>より大きい5 > 2 → true
<より小さい1 < 4 → true
>=以上(含む)10 >= 10 → true
<=以下(含む)8 <= 9 → true

比較の結果は「true」か「false」になる

比較演算子を使った結果は、「true(真)」か「false(偽)」のどちらかになります。
これらは「真偽値(しんぎち)」と呼ばれる、文字列や数値とは別のデータの種類です。

“`php
if (true) {
echo “これは実行されます”;
}

if (false) {
echo “これは表示されません”;
}

このように、trueであればif文の中の処理が実行され、falseであればスキップされます。

else文で「それ以外の場合」も指定できる

if 文に else を組み合わせると、条件が false だった場合の処理も書くことができます。

phpコピーする編集する$age = 16;

if ($age >= 18) {
  echo "あなたは成人です。";
} else {
  echo "あなたは未成年です。";
}

🖥 実行結果: あなたは未成年です。

  • $age >= 18 が false だったため、else の中の処理が実行されました

elseifで分岐を増やすこともできる

複数の条件を順番にチェックしたいときは、elseif を使います。

phpコピーする編集する$age = 29;

if ($age >= 60) {
  echo "シニア世代です。";
} elseif ($age >= 30) {
  echo "30歳以上です。";
} elseif ($age < 30) {
  echo "30歳未満です。";
}

🖥 実行結果: 30歳未満です。

  • 上から順番に条件が評価され、最初に true になったブロックだけが実行されます
  • 条件に合致しても、以降の elseif ブロックはスキップされます

よくあるミス&注意点

❌ セミコロンの誤り

以下のように if の後にセミコロンをつけてしまうと、意図しない挙動になります。

phpコピーする編集するif ($age >= 18); {
  echo "この処理は常に実行されます"; // ← セミコロンで if が終了してしまっている
}
  • if の条件と {} が無関係になってしまうため注意!

✅ 安全に書くポイント

  • 処理が1行でも {} を省略せずに書くクセをつけておくと、後々のミスを防げます

まとめ|if文は「条件で処理を分ける」基本の力

今回学んだ内容をまとめます。

  • if を使うと、条件に応じて処理を分けることができる
  • 条件式の判定には比較演算子(==, >=, < など)を使う
  • 判定結果は true または false の「真偽値」になる
  • else を使うと、条件が成り立たなかった場合の処理も書ける
  • elseif を使えば、複数の条件で分岐が可能
  • セミコロンや中括弧 {} の使い方には注意する

次回は、「論理演算子(&&・||)」を使って複数条件を組み合わせる方法について紹介します!
より実務的な「ログインしていて、かつ管理者だったら…」のような書き方ができるようになりますので、ぜひご覧ください。

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