こんにちは。
今回は、同じ処理を何度も実行したいときに便利な「for文(フォーぶん)」について学びます。
たとえば、「1から100までの数値を表示したい」といったケースで、1行ずつ echo
を書くのはとても大変です。
そんなときに登場するのが繰り返し文(ループ処理)です。
for文とは?|決まった回数、同じ処理を繰り返すときに便利!
for文は、決まった回数だけ何かを繰り返したいときに使う構文です。
1行で繰り返し処理の「開始」「終了条件」「増減処理」がまとめて書けるのが特徴です。
たとえば、「1から100までの数字を出力する処理」は、たった数行で書けてしまいます。
“`php
for ($i = 1; $i <= 100; $i++) { echo $i . “
“;
}
for文の基本構造を分解してみよう
上記のコードは次の4つの要素でできています:
$i = 1;
→ 初期化(最初に1からスタート)$i <= 100;
→ 条件(100以下なら続ける)echo $i;
→ 処理(現在の$iを表示)$i++
→ 更新処理(1ずつ増やす)
これを順番に自動で繰り返してくれるのがfor文です。
処理の流れ(文章で説明)
実行の流れは以下のようになります:
$i = 1
を初期値としてスタート$i <= 100
を満たしているかチェック- 条件が true なら
{}
の中を実行(echo $i;
) - その後
$i++
で$i
の値を1つ増やす - 再び条件判定に戻り、条件を満たす限りループを継続
$i
が101になった時点で、ループ終了
実行結果イメージ(上位5行)
1
2
3
4
5
...(中略)
100
このように、手動で100回書くより圧倒的に効率的に処理ができます。
よくある注意点
✅ セミコロンが正しく書けているか確認しよう
for ($i = 1 $i <= 100 $i++) // ← セミコロンが抜けているとエラーに!
for文は「初期化; 条件; 更新」の3つをセミコロンで区切る必要があります
応用:偶数だけ表示したい場合
for文の中で「2ずつ増やす」ようにすれば、偶数だけ出力することも可能です。
for ($i = 2; $i <= 100; $i += 2) {
echo $i . "<br>";
}
まとめ|for文で処理を短く、わかりやすく!
for文を使うと、次のようなことが簡単に実現できます。
- 数値を連続で出力する
- 処理の回数を指定して繰り返す
- HTMLのタグやリストを動的に生成する
✅ おさらいポイント
for
文は「初期化 → 条件判定 → 処理 → 更新」の流れで処理を繰り返す- 処理回数が決まっているときに特に便利
i++
のようにカウンター変数を操作してループ制御- セミコロンの書き忘れに注意!
次回は、「( ) や { }」などのカッコの役割について解説します。
if文やfor文を正しく書くために欠かせない要素なので、ぜひ続けて読んでみてください!