【PHP入門⑤】繰り返し処理を覚えよう!for文の基本と使い方

こんにちは。
今回は、同じ処理を何度も実行したいときに便利な「for文(フォーぶん)」について学びます。

たとえば、「1から100までの数値を表示したい」といったケースで、1行ずつ echo を書くのはとても大変です。
そんなときに登場するのが繰り返し文(ループ処理)です。


for文とは?|決まった回数、同じ処理を繰り返すときに便利!

for文は、決まった回数だけ何かを繰り返したいときに使う構文です。
1行で繰り返し処理の「開始」「終了条件」「増減処理」がまとめて書けるのが特徴です。

たとえば、「1から100までの数字を出力する処理」は、たった数行で書けてしまいます。

“`php
for ($i = 1; $i <= 100; $i++) { echo $i . “
“;
}

for文の基本構造を分解してみよう

上記のコードは次の4つの要素でできています:

  1. $i = 1; → 初期化(最初に1からスタート)
  2. $i <= 100; → 条件(100以下なら続ける)
  3. echo $i; → 処理(現在の$iを表示)
  4. $i++ → 更新処理(1ずつ増やす)

これを順番に自動で繰り返してくれるのがfor文です。

処理の流れ(文章で説明)

実行の流れは以下のようになります:

  1. $i = 1 を初期値としてスタート
  2. $i <= 100 を満たしているかチェック
  3. 条件が true なら {} の中を実行(echo $i;
  4. その後 $i++$i の値を1つ増やす
  5. 再び条件判定に戻り、条件を満たす限りループを継続
  6. $i が101になった時点で、ループ終了

実行結果イメージ(上位5行)

1  
2
3
4
5
...(中略)
100

このように、手動で100回書くより圧倒的に効率的に処理ができます。

よくある注意点

✅ セミコロンが正しく書けているか確認しよう

for ($i = 1 $i <= 100 $i++) // ← セミコロンが抜けているとエラーに!

for文は「初期化; 条件; 更新」の3つをセミコロンで区切る必要があります

応用:偶数だけ表示したい場合

for文の中で「2ずつ増やす」ようにすれば、偶数だけ出力することも可能です。

for ($i = 2; $i <= 100; $i += 2) {
echo $i . "<br>";
}

まとめ|for文で処理を短く、わかりやすく!

for文を使うと、次のようなことが簡単に実現できます。

  • 数値を連続で出力する
  • 処理の回数を指定して繰り返す
  • HTMLのタグやリストを動的に生成する

✅ おさらいポイント

  • for文は「初期化 → 条件判定 → 処理 → 更新」の流れで処理を繰り返す
  • 処理回数が決まっているときに特に便利
  • i++ のようにカウンター変数を操作してループ制御
  • セミコロンの書き忘れに注意!

次回は、「( ) や { }」などのカッコの役割について解説します。
if文やfor文を正しく書くために欠かせない要素なので、ぜひ続けて読んでみてください!

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