【PHP入門⑥】( )と{ }って何?かっこの種類と役割をわかりやすく解説

こんにちは。
今回は、PHPでよく使う「かっこ(括弧)」の使い方について解説します。

プログラミングを始めたばかりの方にとって、

  • ()(丸かっこ)
  • {}(波かっこ)
    この2つの違いや使い方が意外とややこしく感じるかもしれません。

でも大丈夫。この記事を読めば、どんなときにどのかっこを使えばよいか、スッキリ理解できるようになります!


まずは結論|2種類のかっこの使い分け

記号名前主な使い方
()丸かっこ条件式や関数の引数を囲むとき
{}波かっこ複数の処理(コードのかたまり)を囲むとき

この2種類をセットで使う場面が多いので、役割の違いを押さえることがポイントです。


丸かっこ(())の使い方

() は、主に以下の2つの場面で使われます。

✅ 1. 条件式を囲む(if文やfor文)

“`php
if ($score >= 60) {
echo “合格です。”;
}

  • ($score >= 60) の部分が条件式
  • 丸かっこ内が true になるかどうかを判定しています

✅ 2. 関数の引数を渡すとき

echo "こんにちは";
  • echo() は関数のように見えますが、実際には引数の指定にも使われます

波かっこ({})の使い方

{} は、複数の処理をまとめて1つのブロックとして扱うときに使います。

✅ if文やfor文などで処理をまとめる

for ($i = 1; $i <= 3; $i++) {
echo $i . "<br>";
}
  • {} の中にある echo $i が、ループごとに実行されます

✅ 複数行の処理があるときは必須!

if ($user == "admin") {
echo "管理者です。";
echo "設定を変更できます。";
}
  • 1行だけなら省略することもできますが、初心者のうちは必ず {} をつける習慣がおすすめです

両方を使った実例

以下のように、(){}一緒に登場することが多いです。

if ($age >= 20) {
echo "あなたは成人です。";
} else {
echo "未成年です。";
}
  • ():条件を囲む
  • {}:条件が true/false のときに実行する処理を囲む

その他の使い方もチェックしておこう

📌 丸かっこ () は演算の順序を明確にするのにも使える

丸かっこは、演算の優先順位を調整したいときにも活躍します。

“`php
$result = ($a + $b) * $c;

$a + $b を先に計算し、その結果に $c を掛けます

かっこがなければ $b * $c が先に計算されてしまう可能性もあるので注意!

📌 波かっこ {} は関数の中にも使われる

波かっこは、関数の中身を定義するためにも使われます

function greet($name) {
echo "こんにちは、" . $name . "さん!";
}
  • このように、関数定義時の処理のまとまりとしても {} が使われます

まとめ|かっこは「囲む目的」で使い分ける

✅ おさらい

  • ()条件式や関数の引数を囲む
  • {}処理のまとまりを囲む
  • 書き間違いや閉じ忘れを防ぐために、必ずセットで確認
  • 初心者のうちは常に {} を使う習慣がおすすめ!

次回は、**フォームから送信された値をPHPで受け取る方法($_POST)**について解説します。
WebページとPHPがどう連携するのかが分かる、大事なステップです!ぜひ続けて読んでみてください。

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