こんにちは。
今回は、PHPでよく使う「かっこ(括弧)」の使い方について解説します。
プログラミングを始めたばかりの方にとって、
()
(丸かっこ){}
(波かっこ)
この2つの違いや使い方が意外とややこしく感じるかもしれません。
でも大丈夫。この記事を読めば、どんなときにどのかっこを使えばよいか、スッキリ理解できるようになります!
まずは結論|2種類のかっこの使い分け
記号 | 名前 | 主な使い方 |
---|---|---|
() | 丸かっこ | 条件式や関数の引数を囲むとき |
{} | 波かっこ | 複数の処理(コードのかたまり)を囲むとき |
この2種類をセットで使う場面が多いので、役割の違いを押さえることがポイントです。
丸かっこ(()
)の使い方
()
は、主に以下の2つの場面で使われます。
✅ 1. 条件式を囲む(if文やfor文)
“`php
if ($score >= 60) {
echo “合格です。”;
}
($score >= 60)
の部分が条件式- 丸かっこ内が true になるかどうかを判定しています
✅ 2. 関数の引数を渡すとき
echo "こんにちは";
echo()
は関数のように見えますが、実際には引数の指定にも使われます
波かっこ({}
)の使い方
{}
は、複数の処理をまとめて1つのブロックとして扱うときに使います。
✅ if文やfor文などで処理をまとめる
for ($i = 1; $i <= 3; $i++) {
echo $i . "<br>";
}
{}
の中にあるecho $i
が、ループごとに実行されます
✅ 複数行の処理があるときは必須!
if ($user == "admin") {
echo "管理者です。";
echo "設定を変更できます。";
}
- 1行だけなら省略することもできますが、初心者のうちは必ず
{}
をつける習慣がおすすめです
両方を使った実例
以下のように、()
と{}
は一緒に登場することが多いです。
if ($age >= 20) {
echo "あなたは成人です。";
} else {
echo "未成年です。";
}
()
:条件を囲む{}
:条件が true/false のときに実行する処理を囲む
その他の使い方もチェックしておこう
📌 丸かっこ ()
は演算の順序を明確にするのにも使える
丸かっこは、演算の優先順位を調整したいときにも活躍します。
“`php
$result = ($a + $b) * $c;
$a + $b
を先に計算し、その結果に $c
を掛けます
かっこがなければ $b * $c
が先に計算されてしまう可能性もあるので注意!
📌 波かっこ {}
は関数の中にも使われる
波かっこは、関数の中身を定義するためにも使われます。
function greet($name) {
echo "こんにちは、" . $name . "さん!";
}
- このように、関数定義時の処理のまとまりとしても
{}
が使われます
まとめ|かっこは「囲む目的」で使い分ける
✅ おさらい
()
は 条件式や関数の引数を囲む{}
は 処理のまとまりを囲む- 書き間違いや閉じ忘れを防ぐために、必ずセットで確認
- 初心者のうちは常に
{}
を使う習慣がおすすめ!
次回は、**フォームから送信された値をPHPで受け取る方法($_POST
)**について解説します。
WebページとPHPがどう連携するのかが分かる、大事なステップです!ぜひ続けて読んでみてください。