【PHP入門⑦】フォームを作ってみよう!データの送信と$_POSTの基本

こんにちは。
今回は「HTMLのフォームで入力された値を、PHPで受け取って表示する」方法を学びます。

これまでに習った変数やif文、for文などの基礎も、実際のWebフォームと組み合わせることで一気に実用的になります。

「名前を入力して送信したら、PHPでその名前を表示する」
これができれば、Webアプリの第一歩です!


フォームって何をするもの?

フォームとは、ユーザーが入力した情報をサーバーに送信するための仕組みです。

HTMLでは <form> タグを使ってフォームを作ります。

<form action="sent.php" method="post">
<!-- 入力項目や送信ボタンがここに入ります -->
</form>

✅ 2つの重要な属性

  • action:送信先のファイル名(例:sent.php
  • method:データの送信方法(get または post

🚫 get は送信した値がURLに見えてしまうので、ログイン情報や問い合わせ内容などは post が安全です。

入力欄を作ろう(input, textarea)

1行の入力欄(名前など)

<input type="text" name="username">
  • type="text":テキストボックス(1行)
  • name="username":PHPで受け取るときのキーになる名前

🧠 name 属性はPHPで使う「値を受け取る箱の名前」だと考えましょう!

複数行の入力欄(お問い合わせなど)

<textarea name="message"></textarea>
  • 複数行のテキストを入力する欄
  • <input> と違って閉じタグ </textarea> が必要です

ボタンで送信しよう

<input type="submit" value="送信">
  • type="submit":フォームの送信ボタン
  • value に書いた文字がボタン上に表示されます

補足:PHPをHTMLに埋め込むためのタグ

<?php echo $_POST['name']; ?>

これは、HTMLの中でPHPの出力をしたいときに使う定番の書き方です。

  • <?php:PHPの開始タグ
  • ?>:PHPの終了タグ
  • echo:画面に表示したい内容を出力する命令

セレクトボックスで選択式の入力をしよう

<select name="fruit">
<option value="apple">りんご</option>
<option value="banana">バナナ</option>
<option value="orange">オレンジ</option>
</select>
  • name="fruit":PHPで受け取るキー名
  • value に指定した値がPHPに送られます
$fruit = $_POST['fruit'];
echo "選ばれた果物:" . $fruit;

応用:for文で<option>を増やす!

選択肢を手作業で並べるのが大変なときは、for文で自動生成できます。

for ($i = 1; $i <= 5; $i++) {
echo "<option value=\"$i\">$i</option>";
}

ポイントは " で囲んだ中に変数 $i を使っているところです。
ダブルクォーテーション内では、変数が展開されます。

$name = "Taro";
echo "こんにちは、$name さん"; // → こんにちは、Taro さん

まとめ|HTMLとPHPで「入力 → 表示」を体験しよう

  • <form> タグで入力フォームを作成
  • name 属性は PHP で受け取るための「箱の名前」になる
  • $_POST['name'] で入力値を取得
  • PHPコードは <?php ?> の中に書く
  • 改行したいときは <br> を使う
  • for 文などを組み合わせれば、柔軟なフォームも作れる!

次回は、フォームから送信された値をチェックして「空欄だったらエラーを出す」などのバリデーション処理について学びます!

PHPの力をさらに実用的に活用できるようになるので、お楽しみに!

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