【PHP入門①】PHPの変数ってなに?はじめての「データをしまう箱」の使い方

プログラミングを学びはじめると、必ず登場するのが「変数」という言葉。
なんだか難しそうに聞こえますが、イメージとしては「データをしまっておく名前付きの箱」です。

この記事では、PHPの変数について基本からわかりやすく解説し、実際にどうやって使うのかをサンプルコード付きで紹介していきます。
PHPを勉強し始めたばかりの方にもぴったりな内容なので、ぜひ手を動かしながら読み進めてみてください。


変数とは?

変数とは、データを一時的に保存しておく“箱”のようなものです。
たとえば「名前」「年齢」「点数」など、プログラムの中で扱いたいデータを入れておくことができます。

日常生活での例え

財布を変数だと考えてみてください。

  • 財布の中に1000円を入れる → 変数に値を入れる(代入)
  • 財布からお金を取り出して使う → 変数の値を使う(参照)

こう考えると、「変数=入れて取り出す入れ物」だというイメージがつかめてきますよね。

PHPで変数を使うためのルール

PHPで変数を使う際の基本的なルールは以下のとおりです

  1. 変数名は「$」で始める
    • 例: $name, $age
  2. 英数字とアンダースコアのみ使用可能
    • 例: $user_name, $userAge
  3. アルファベットで始める必要がある
    • NG: $1name(数字で始める)
  4. 大文字と小文字は区別される
    • $Name$nameは別物。

PHPでの変数の使用例

例1: 文字列を代入する

名前を変数に保存し、それを表示する例です

<?php
$name = "山田太郎"; // 変数に名前を代入
echo "こんにちは、" . $name . "さん!";
?>

解説

  • $name という変数に "山田太郎" という文字列を入れています(これを「代入」といいます)
  • echo を使って、文字列と変数を組み合わせて表示しています
  • " . " は文字列をつなげる記号(文字列の連結)です
こんにちは、山田太郎さん!

例2: 数値を代入して計算する

年齢と1年後の年齢を計算する例です。

<?php
$age = 20; // 現在の年齢を変数に代入
$nextYear = $age + 1; // 来年の年齢を計算
echo "現在の年齢: " . $age . "歳、来年は" . $nextYear . "歳です。";
?>

解説

  • $age に 20 を代入しています(これは整数:int型)
  • $nextYear では $age + 1 を計算し、その結果を代入
  • 数値同士の足し算もそのまま書くだけでOKです
現在の年齢: 20歳、来年は21歳です。

よくある注意点

PHPの変数を使う際に注意したいポイントをまとめました。

❌ スペルミス

phpコピーする編集する$name = "太郎";
echo $nmae; // → エラーになります(変数名が違う)

変数名が間違っていると、値を正しく参照できません。スペルは丁寧にチェック!


❌ 初期化していない変数の使用

phpコピーする編集するecho $message; // → 未定義の変数。値を入れてから使いましょう

変数は値を入れてから使うのが基本です。最初に代入しておくようにしましょう。


まとめ

変数は、PHPの学習において最初に覚えるとっかかりのようなもの。
文字列・数値などのデータを「箱」に入れておくことで、あとから何度でも取り出して使えるようになります。

この記事で紹介した内容:

  • 変数の基本ルール($で始める・名前の付け方)
  • 文字列や数値を代入する方法
  • 変数を使って表示・計算する方法
  • よくあるエラーとその対処法

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